墓じまい
つい先日、私の母が実家の墓じまいのために九州に帰省しておりました。
(母が住んでいるのは大阪)
とても遠いところで行くだけでかなりの時間と体力とお金を消費するので
定期的に墓参りもできていませんでした。
母の実家はかなりの田舎なのでその土地の風習の方が色濃いと言うか・・・
よく見聞きする一般的なお墓とはかなり違う形状の物でした。
それは山に入って15分くらいのとこにあり
(そこにたどり着くまでの道もほぼなく獣道です)
しかもあるのは母の実家のお墓のみ。
住所も墓地の名前もない場所。
昔はすぐ近くに別のおうちのお墓もあったそうですが
みなさま早々とお引越しされたそうで・・・
今ではぽつんと母の実家のお墓があるのみだそうです。
で、そのお墓というのが
一般的なお墓のイメージが

☝こんな感じだとすると
母の実家のお墓は

☝こんな感じ
初めてそのお墓を見た時は「えっ!これっ!?これがお墓なの!?」
って叔父さんに聞きました(笑)
(上の写真はあくまでイメージ図です。フリー素材を拾ってきました。
でも昔見たお墓とよく似てる・・・)
そしてその地域では墓じまいは中のお骨を全部出せばそれでOKで、
お墓本体はそのままで特に撤去等はないそうです。
(上の屋根のような部分をひっくり返すとのこと。
それで中にお骨は入ってませんよ~のサインとなるそうです)
お墓には地域性があるとは思ってましたが、あまりにも私が知ってる
お墓とは違ったのでびっくりしました(;´Д`)
で、墓じまいは無事終わったのかといいますと・・・
想定している数より4つ多いお骨が出てきました・・・(@_@)
いったい誰のお骨かは想像はできますがはっきりしたことが分からないので
(分かる人がもういない・・・)
まずはそれを調べることからスタートです。
とりあえず想定してた人たちは無事しかるべき場所に移せたのでほっと一安心です(*´ω`*)
本来ならお墓は代々守っていくものなのかもしれませんが
遠方であることや家族構成の変化など
最近では難しいのかもしれませんね。
お墓はもうありませんが、その人を想って手を合わせることはできるので
節目節目ではきちんと手を合わせたいと思います。

母の田舎の特産品のお線香。いい香りです(*´▽`*)